道東撮影紀行
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根室管内在住フォトグラファーのフォトブログ。
- 2015/12/23
- 「北方領土遺産」候補がここに!?「上武佐ハリストス正教会」一般公開!
NHK「ゆく年くる年」でも紹介されたことのある上武佐ハリストス正教会。
2015年12月23日(水)「クリスマス・キャンドル・ナイト」は一般公開するということで伺いました。
ここで有名なのが、日本人最初のイコン(聖像画)画家、山下りんの描いたイコン。明治時代にロシアへ渡ってイコンを学んだ山下りんが描いたのは、この12枚と…
今回中央に飾られていた、ハリストス(ギリシャ語読みでキリスト)降誕場面のイコン、計13枚。ここにはほかにも2枚、山下りんのイコンがあります。
伺ったところによると、ハリストス正教会では毎月お祭りがあり、山下りんの描いたもので、この12のお祭りのイコンがすべて残っているのはここだけだとか。
山下りんのイコン全国所在地はこちらをどうぞ→☆
今回初めて知ったのが、ほんの10センチほどのキリスト像。
第二次世界大戦後、旧ソ連軍侵攻で色丹島を追われた信者が島を出る間際に持ちだしたもの。右手が折れていて、かろうじて持ちだしたのであろう様子が伺えます。
色丹島から根室、標津、そして上武佐へと渡ってきたこの像は現在、根室振興局で「北方領土遺産」候補として検討中なのだそうですよ。
「北方領土遺産」調査検討会議の様子はこちら→☆
こちらは日本へ正教を伝えた聖ニコライのイコン。
正教会は十字架の形に建てられているそうで…
Google Mapではこれ以上拡大できなかったけど、確かに…
ハリストス正教会の雰囲気を体験して、「クリスマス」の原点を心に刻みました。
【上武佐ハリストス正教会】
住所 〒 086-1271 北海道標津郡中標津町字武佐南9線西1番地
お問い合わせ 0154-41-6857(釧路ハリストス正教会)
2015/12/23 22:11