道東撮影紀行
[担当エリア] 釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室
根室管内在住フォトグラファーのフォトブログ。
- 2015/09/15[この記事のエリア] 釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室
- 「9月15日」に引き寄せられた!?~鉄道跡を辿る旅~
中標津市街から出て、武佐地区へ。
上武佐のJR跡と、中央武佐の殖民軌道跡を訪ねます。
上武佐では、上武佐駅と旧土田旅館の外観(現在は一般住宅になっています)を見学。
昭和2年に上武佐の別の場所から中央武佐に移転した際に、駅逓所付属の宿泊施設として増築されたものなのだそうです。
更に、このあと某所で情報を得ることになります…
上武佐の線路跡。
まだ国鉄の頃、1980年には映画「遙かなる山の呼び声」のロケ地になったこの場所。
高倉健さんと吉岡秀隆さん。奥には上武佐ハリストス正教会が見えます。
前の写真に出ていた上武佐ハリストス正教会。
外観を撮影していると、右側が賑やかだったので行ってみました。
教会の横に神社!?
聞けば、この日が前夜祭、明日9月15日が本祭とのこと。
こんなお祭りの姿は珍しい、と、写真を撮らせてもらいました。ところが…
次に訪れた中央武佐も!
同じく9月15日が本祭とのこと。
↓本来の目的、殖民軌道の転車台を見学。
本堂に人がいたので、声を掛けました。
お祭りの設営がひと通り終わり、休憩していた皆さん。
武佐神社は4つの地区が順番に初詣とこの例大祭の準備を担当しているとのこと。
更に、本堂は最初は北7号(横線)の手前に大正9年に建てられ、昭和37年にここに移り、改築して今の本堂がある、と。最初の本堂跡は桜の木が目印、とも教えてもらいました。
土田旅館の情報もこちらから。 「前は右側にもっと大きかった」と。きっと、右側にあったという駅逓の部分をおっしゃっていたのでしょう。
昔は本通りにびっしりと家が建っていたんだよ。電気もここらへんでは早いうちから通っていたんだよ。プツプツだったけどね、と、しばし昔の話を伺いました。
おみくじ、150円。
本堂の下にはヒカリゴケ!
予定時間が過ぎてしまったけれど、このまま線路跡を辿ることに。
当幌・計根別へ向かいます。
当幌では当幌研修館の向かいのヤブを漕ぎ、鉄道の遺構を見て(溝に注意)
計根別駅の跡。ここの正面に計根別駅があったそうです。
右側にある交流センターには時々行くけれど、知らなかった。
この頃にはもう、目的のひとつが「神社巡り」になっていました^^;
左側の太い木は樹齢320年(推定)のカシワ。
計根別神社ではお祭りの跡を発見。(のぼりを立てた跡)
ここの例祭日も9月15日だ…
坂の下にある正美公園へ。軌道跡がそのまま送電線になっていて
集めた生乳はこの池で冷やしていたそうです。
帰りにもう一ヶ所、当幌神社へ。
ここも例祭日が9月15日でした…
きっと、移住してきた人たちにとって
神社とは「心の拠り所」だったのだろうなぁと思うのでした。
2015/09/15 11:54釧路・阿寒・川湯・屈斜路・根室